神山まるごと高専とは

この学校のカタチは、普通の学校とはかなり違います。この学校のある神山町の暮らしが教科書であり実験室。住民もこの町を訪れるゲストも、先生であり学生でもある。校舎と町に境界がない。学ぶと生きるにも境界がない。これからの働き方、これからの生き方を模索し実現してきた神山町ならではの町とまるごと直結した、未来の世界のための学校です。

徳島県神山町とは

「創造的過疎」という言葉を掲げて豊かな自然の中に光ファイバーの通信網を充実させ大都市のIT企業のサテライトオフィスを誘致してきた山あいの田舎町、神山町。海外の芸術家を滞在させて町民との交流を生み出すアーティスト・イン・レジデンスや、来てほしい移住者を町が逆指名するワーク・イン・レジデンス、地産地食で町の農業をサポートし、担い手を育てるフードハブ・プロジェクトなどよそ者にオープンな懐の深さを武器に、未来の幸せモデルを次々と創造し続けている。地方創生のパイオニアとして全国からの視察が絶えない「奇跡の田舎」。

建学の精神

まるごと学は運動論。 夢見る⇄動く⇄考える⇄繋ぐを繰り返し、未来⇄今⇄過去、自己⇄他者なども行ったり来たりしながら、どんな時代でも自分自身の道なき道を切り拓ける学びを大切にします。
社会に変化を生み出す野武士型パイオニアたれ
自分の人生を懸けて進むべき方角を照らす「使命」を持て
まだ答えのない課題と向き合い解決に導く「思考」を持て
道なき道を切り拓き新たな常識を創造する「武器」を持て
理想と現実、自然と技術、地方と世界、過去と今と未来…
異なる領域を縦横無尽に行き交う「脚力」を持て

教育方針

まるごと高専が目指す学び
「学ぶ」と「生きる」、ローカルとグローバル、自分と他者、木と森、目的と手段、自然とテクノロジー、理性と野性、ミクロとマクロ、自由と責任、妄想とデータ、過去と現在と未来…いずれか一つではなく、それらを行ったり来たりしながら自らの夢や使命=My Heartを見出し、自らの強みとなる知恵=Headと技=Handを育て、専門性に閉じることなく領域を横断し、二律背反するものごとをつなげる行動力=Footまでも身につける。それが神山まるごと高専の目指す学びです。
変化を創造する「野武士型パイオニア」
神山町にはすでにある常識や自分自身の未来に変化を創造できる人々がたくさんいます。彼らのように、不確実性の高い時代であっても自分の意志を持って前向きに生き、道なき道を歩きながら自分もまわりも幸せにできる人を「野武士型パイオニア」と呼び、神山まるごと高専の理想の卒業生像としています。
My Heartからはじめよう
日本の教育は自分の心とどう向き合い、自分の意志をどう育てていくかを学ぶ機会が少なすぎたのではないでしょうか。まず自分が心から愛せる未来を夢見る。私たちは学びをそこからはじめます。肝心なのは夢を探し続けるのではなく、いったん「決めて」みること。そしてその夢に向かって動き出すことで足りない知恵や技を貪欲に身につけながら、その経験からしか得られない考えを知り、壁を超えて異なるものとつながりながら自分の夢をさらに大きく育てていく。結果ではなく、そのプロセスを私たちは大切にします。IT、AI、デザイン、アート、コンセプトメイクなども高いレベルで学べる場でありながら、それが目的でなく、あくまで変化を創造する手段として使いこなせる力を育てていきます。
寮での学びは一生もの
私たちは「学ぶ」と「生きる」がまるごと含まれる寮こそ、最高の学びの場であるべきと考えています。豊かな自然の中に過疎化や高齢化、担い手の減少など、日本が抱える課題が凝縮する神山町での日々を通して、リアルな課題と向き合い、仲間たちとともに新たなアイデアを創造し、何度でも実践できる。学生と学生、学生と先生、学生と町民の間に、かけがえのない人生のつながりがいくつも生まれる。そんな一生ものの寮生活を、ぜひ体験してほしいと私たちは願っています。

基本情報

名称
神山まるごと高等専門学校
開校予定
2023年4月1日
定員数
1学年40人(全寮制)
希望予定地
神山中学校
就学スタイル
全寮制
注力分野
テクノロジーとアート/デザインとアントレプレナーシップ
高等専門学校とは
一般には高専(こうせん)と略される「高等専門学校」は、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。学校教育法を根拠とする日本独自の高等教育機関で、5年間の一貫教育が行われます。毎年高専生を対象としたロボットコンテスト(通称ロボコン)、プログラミングコンテスト、デザインコンペティションなどが開催されるのも有名です。