2024年度入試結果と過去問

2024(令和6)年度 神山まるごと高専の入試結果と過去問です。

基本データ

志願倍率と実質倍率

2023
2024
合格者
44
43
志願者数
(併願含む)
399
458
志願倍率
9.0
10.6
実受験者数
277
241
実質倍率
6.2
5.6

※倍率は小数点第2位を切り捨て

入試の方針

前年度に実施した推薦入試と一般入試を見直し、併願が可能なA / B / C方式の3つの入試を行いました。アドミッションポリシーに定めた5つの力を一次試験と二次試験で測り、志向性や個性も含めたマッチングを多面的かつ総合的に判断する入試として実施しました。

採点方式の異なるA/B方式が
同時に行われ、併願が可能

A方式
各評価項目の総合点でマッチ度をはかります。
B方式
各評価項目から、中でも秀でている部分を突出点として、
マッチ度をはかります。

A/B方式の再チャレンジ試験として、
C方式を実施

C方式
A/B方式いずれかの一次試験合格者に対して、再度試験を行います。
学習力に特化してマッチ度をはかります

マッチングの判断方法

  • 調査書
  • 推薦書
  • 課題レポート
  • 学習プロセス
  • 学力試験(国語・数学)
  • 適性検査
  • ワークショップ
  • 面接

出願書類・入試科目の内容と
入試における意図

入試スケジュール

2024年度入試スケジュールは入試要項P06-07をご覧ください。

課題レポート

A/B方式 一次試験

A/B方式入試それぞれに2つの課題を課しました。課題の公開からの提出〆切までの期間は約2ヶ月です。各課題はアドミッションポリシーとのマッチ度をはかるための「評価する観点」に沿って評価しています。

推薦書

B方式 一次試験

本校の推薦書は被推薦者がアドミッションポリシーとどのような点で合致しているかを書いていただくものです。本校の推薦書における最大の特徴は推薦者を学校関係者に限らないとしていることにあります。学校での活動以外にも中学生の活動の場所は広がってきていると考え、先生が把握しにくい様々な課外活動での活躍も昨年と同様に記載できるようにしました。結果は、学校関係者以外の推薦者が昨年よりも増え、学校関係者との割合は1:1程度となりました。

また従来、推薦書は厳封のうえで郵送されることが多いのですが、本校の推薦では受験生本人が推薦者を選ぶこととしたため、推薦書は封をせずに本人に渡してもらうことになっています。そのため受験生本人がいただいた推薦書を読んで、自分とアドミッションポリシーとのマッチ度が表現されているかどうかを判断した上で提出することになります。 つまり、推薦者に依存せず、受験者自身が本校にマッチしていると思う理由を考え、その理由を表現できる推薦者を自分で選び、推薦書の内容を確認した上で、責任をもって出願することが、この推薦制度のもう1つの特徴です。

学力試験

A方式 一次試験
国語

合格者平均点:26.92点/40点満点

昨年同様、アドミッションポリシーとのマッチ度をはかることを目的に作問しています。時間をかけて考えれば十分に解答できる問題に設定していますが、本校と親和性の高い分野に興味のアンテナが立っている人は、より早く解答できるようになっています。IT分野や多様性・共生、コト起こしなどといったキーワードに日ごろから触れ、「どういうことなのか」「なぜそれが大切なのか」を普段から考える癖がついている人であるか、大量の情報から必要なものだけを取り出す力を有している人であるかを問うことを意図しています。

数学

合格者平均点:39.00点/60点満点

「情報を適切に処理する思考力がある人」「必要な学習を続ける意欲があり、学んだことを活かせる人」というアドミッションポリシーとのマッチ度をはかることと、「ソフトウエア分野を中心とした情報工学」を理解するための素地を確認することを意図して出題しました。
また、既習の知識を用いて、未知の問題にどうアプローチするかという問題解決プロセスは「コトを起こす」素地になると考えており、問題解決能力を図る問題も出題しました。
そのため、中学校数学 A. 数と式,B. 図形,C. 関数,D. データの活用の4領域から出題しましたが、単一領域からの出題ではなく、複数領域の知識を要する問題を設定することで多角的な見方ができることを求めました。さらに、事前に出題範囲を絞って伝えることで、必要な学習の暗記ではなく、なぜそうなるのか、他とどう関連性があるのか、どのように応用できるのか等、学びを活かせる人であるかどうかを問う問題も意図的に組み込んでいます。

ワークショップ選考

A/B方式 二次試験C方式 一次試験
A/B方式
独創的で魅力ある楽器をつくり演奏と紹介をしてください。
C方式
世界都市グランプリ2050で大賞を受賞した町の模型をつくり、3分でプレゼンしてください。

上記の出題のもと、3時間を4つのラウンドに分けて進行し、会場内に用意された材料を使い、グループでモノづくりを行っていただく内容でした。A/B方式は、個別制作とグループ制作の時間を明確に分け、C方式は都市のテーマを「共生」として、使用できる材料はモールのみ、1辺60cmの台紙から横に飛び出してはいけないなどの一定の条件を設けました。モノづくりへの興味・関心や経験の度合、正解のない課題への取り組み、他者との協働や自分とは違う考え方の受容、与えられた条件や材料を適切に処理する思考力、他者の活動から学ぶ学習力など、アドミッションポリシーとのマッチ度を多面的・総合的にはかることを意図しています。

面接選考

A/B方式 二次試験C方式 一次試験

A/B方式はグループ面接、C方式は個別面接を行いました。面接までの試験結果を踏まえた上で、神山まるごと高専の目指す人物像である「モノをつくる力で、コトを起こす人」や、アドミッションポリシーに対するマッチ度を確認しました。

C方式 個別課題

C方式ではA/B方式の取り組みを振り返り、それぞれの課題を乗り越える「学習力」を重要な評価基準に設定しました。そのため、不合格通知と同時に個別のフィードバックをお伝えし、以下4つの課題のいずれか1つを指定し、個別に取り組んでいただきました。

再PR動画
一次試験の動画課題「過去3年間におけるあなたのモノづくりの歴史を、90秒動画で自己PRしてください」を改善し、再提出してください。
モノコト動画
将来、あなたはどのようなモノをつくり、どのようなコトを起こしていきたいですか?そのために、神山まるごと高専に入学したら、どのような学生生活を送っていきたいですか?ご自身の考えをその理由がわかるように、3分以内の動画で表現してください。
小論文
将来、あなたはどのようなモノをつくり、どのようなコトを起こしていきたいですか?そのために、神山まるごと高専に入学したら、どのような学生生活を送っていきたいですか?ご自身の考えをその理由がわかるように、800文字以内で表現してください。
数学
1月8日(月)9:30に一斉に開始するオンライン学力試験(数学)を受験してください。

受験生本人への得点開示

受験生の方には[本人の得点・合格者平均点・合格者最低点]を開示します。手数料は700円です。入試の情報開示を希望する方は開示請求期間内(2024年3月4日〜3月15日まで)に以下の手順に沿ってお申し込みください。

開示請求期間
3月4日(月)10:00〜3月15日(金)17:00
得点開示期間
4月1日(月)10:00〜4月30日(火)17:00
STEP1

開示請求期間内にお申し込み本人以外の開示請求は認められません

STEP2

必要情報を記入し
手数料を入金する

STEP3

公開期間になるとマイページにて
成績情報を開示します

入試に関する
お問い合わせ

神山まるごと高専
アドミッションオフィス
メールアドレス:
admission@kamiyama.ac.jp
電話:050-1780-2844
(対応可能時間:平日9:00~17:00)